ライターのランドール

とってもくだらない事しか書かないかもしれない、いやブログなんてそんなもんか

一人称の研究

一人称の文化、これは日本独特の文化だと思う

古くは漢文の時代から存在し、身分によって使い分けられていた。その文化は長い間続き、身分階級がほとんどない現在でも一人称は多様である。


SNS時代となった今、更に一人称が多様化している。

今回は主な一人称を見ていこうと思う




1  私(わたし)


最も一般的な一人称と言えばこれであろう。主に公の場で使ったり、女性の一般的な一人称としても使われる。歴史的には「わたくし」と使われていたが、近世以降「く」が省略され、「わたし」として使われ、その頃から主に女性が使っていたと言われている。


印象としては真面目なイメージがあるだろう



2  自分


よく体育会系の人が使ったり、先輩や上司に使ったりする。関西圏では二人称で使うこともあるのではないだろうか。これも近世以降に発達した一人称であり、用法としては「おのれ」に近いと言われている。



3  僕


主に男性が公私両方の場で用いる。男性の謙称としても使われ、原義としては男の召使いを表す語である。古事記ではスサノオなどが「僕」の字を使っているが、読み方は全く異なる。元は上で述べた通り謙譲語としての性質が高かったが、近代以降その傾向が弱まっている。また近年では、女性が僕を一人称にする場合、その女性を「ボクっ娘」と呼び、萌えさせることもある。


印象としては、謙譲語としての性質が多少残っているせいか、真面目だったり弱気なイメージがあったりする



4  俺


主に男性の私的な場面で用いられる。鎌倉時代までは二人称の卑称であったか、次第に一人称として用いられ、江戸時代には身分男女関係なく使われていた。東北地方の田舎のおばあちゃんなどは「おらい」などと変形はしているものの使ったりするであろう。最近では「俺っ娘」なども出てきている。


印象としては、男性のイメージが強すぎて、女性がネット上で使うとホントに男性なのかと疑う。



5  アタシ


主に女性が私的な場で使っている。「わたし」の砕けた表現であり、砕けた表現としてのイメージが強い。僕の説明が良くないので、ここで例文を見ていこう

待って〜アタシネコになりたすぎるんですケド


少し悪い例でしたね、申し訳ないですm(_ _)m
ただイメージとしては掴みやすいでしょう




どうでしょうか、楽しんで頂けたなら幸いです